スタッフブログ
膝の内側が引っかかる原因は?タナ障害の症状・原因・対処法を解説|宇都宮市のラッコ整骨院
膝の内側が引っかかる原因は?タナ障害の症状・原因・対処法を解説
「膝の内側が痛い」
「膝を曲げ伸ばしすると引っかかる」
「ポキッ、コリッと音が鳴る」
「階段やしゃがみ込みで膝が痛い」
このようなお悩みはありませんか?
膝の内側の痛みや引っかかり感には、半月板損傷、膝蓋大腿関節障害、脂肪体炎、軟骨障害などさまざまな原因があります。
その中でも、膝のお皿の内側で引っかかる感じやクリック音がある場合に考えられるもののひとつが、タナ障害です。
タナ障害とは、膝の内側にある「膝蓋内側滑膜ヒダ」が、軽微な外傷や膝関節内の炎症などをきっかけに痛みや引っかかり感を出す状態です。
タナは膝関節の中にある隔壁の遺残組織で、膝の内側の壁に棚のように観察されるため「タナ」と呼ばれています。また、健常膝にも存在することがあり、タナがあるだけで必ず痛みの原因になるわけではありません。
大切なのは、「タナがあるかどうか」ではなく、本当にタナが痛みや引っかかりの原因になっているのかを見極めることです。
この記事では、タナ障害の症状、原因、半月板損傷との違い、自宅でできる対策、ラッコ整骨院でできることについて解説します。
目次
- タナ障害とは?
- タナ障害で出やすい症状
- タナ障害が起こる原因
- タナ障害と半月板損傷の違い
- タナ障害でやってはいけないこと
- 自宅でできる対策
- 整形外科で検査した方がよいケース
- ラッコ整骨院でできること
- まとめ
タナ障害とは?
タナ障害とは、膝関節の中にある膝蓋内側滑膜ヒダが原因となり、膝の痛みや引っかかり感、クリック音などが出る状態です。
膝関節には、胎児期に一時的につくられる滑膜ヒダという膜のような構造があります。
多くは成長とともに退縮しますが、一部が残ることがあります。
その中でも、膝のお皿の内側にある滑膜ヒダが「タナ」と呼ばれています。
文献では、タナは膝蓋内側滑膜ヒダのことで、CT、MRI、関節鏡で膝の内側の壁に棚のように観察されるため「タナ」と呼ばれると説明されています。
ただし、タナは病的な組織ではありません。
健常膝にも存在することがあり、存在しているだけでは治療対象にならないこともあります。
文献でも、タナは健常膝の50%に存在するとされ、軽微な外傷や膝関節内の他のトラブルが誘因となって、引っかかり感や炎症、疼痛が出現した場合に治療対象になると説明されています。
つまり、タナ障害は、
タナがある=病気
ではありません。
タナが炎症・肥厚・線維化を起こし、膝の動きの中でこすれたり挟まったりして症状を出している状態
と考えるとわかりやすいです。
タナ障害で出やすい症状
タナ障害では、膝のお皿の内側や、膝の内側下部に痛みが出ることがあります。
特に、膝を曲げ伸ばしした時の引っかかり感やクリック音が特徴になることがあります。
よくみられる症状は以下です。
・膝の内側が痛い
・膝のお皿の内側が痛む
・膝を曲げ伸ばしすると引っかかる
・ポキッ、コリッと音が鳴る
・階段の上り下りで痛む
・しゃがみ込みや立ち上がりで痛む
・長く歩くと膝の内側が重だるい
・膝の内側に何か挟まるような違和感がある
・スポーツ中に膝が引っかかる
・膝の内側を押すと痛い
・半月板損傷ではないか不安
小児や成長期のタナ障害では、内側膝蓋下部の運動時痛、最大屈曲時、立ちしゃがみ、階段昇降時の痛み、長距離歩行後や長時間起立時の鈍痛がみられるとされています。また、膝蓋骨内側下部の圧痛、膝屈伸時のクリック、索状物や腫瘤の触知、McMurrayテスト陽性などがみられることもあります。
ここで注意したいのは、タナ障害は内側半月板損傷と間違われやすいという点です。
膝の内側の痛みや引っかかり感がある場合、タナ障害だけでなく、半月板損傷や軟骨障害なども含めて確認する必要があります。
タナ障害が起こる原因
タナ障害は、滑膜ヒダが膝の曲げ伸ばしの中でこすれたり、膝蓋骨と大腿骨の間に挟まったりすることで起こります。
主なきっかけには、以下のようなものがあります。
・軽微な外傷
・スポーツ動作の繰り返し
・膝の曲げ伸ばしの反復
・階段昇降やしゃがみ込みの繰り返し
・長時間の立位や歩行
・膝蓋大腿関節の不適合
・膝蓋骨の動きの乱れ
・大腿四頭筋の筋力バランス低下
・股関節や体幹の安定性低下
・下肢アライメントの崩れ
・膝関節内の炎症
・膝蓋下脂肪体炎など他の膝前方部痛
タナはもともと遺残組織であり、病的なものではありません。そのため、タナそのものが痛みを起こすことはまれで、軽微な外傷などをきっかけに引っかかり感や疼痛が出ると治療対象になるとされています。
また、膝関節内に膝蓋大腿関節障害や膝蓋下脂肪体炎などがあると、その炎症が膝全体に及び、タナにも炎症が起きることがあるとされています。
つまり、タナ障害はタナだけを見ていても不十分です。
膝蓋骨の動き、膝蓋大腿関節への負担、太ももの筋肉の働き、股関節や足部の使い方まで含めて確認することが大切です。
成長期・スポーツ選手でも起こります
タナ障害は成人だけでなく、成長期やスポーツをしている子どもにもみられることがあります。
文献では、小児のタナ障害は外側円板状半月板損傷に次いで多く、14歳前後に多かったと報告されています。また、本格的なスポーツ活動の開始との関連が示唆されています。
成長期では、骨の成長に対して軟部組織の伸びが相対的に追いつかないことがあります。
その状態でスポーツ活動が増えると、タナと大腿骨内側顆との接触が増え、滑膜ヒダの肥厚や線維化につながる可能性があります。
スポーツ中に膝の内側が引っかかる、しゃがむと痛い、階段で痛い、クリック音がする場合は、タナ障害も選択肢に入れて考える必要があります。
タナ障害と半月板損傷の違い
タナ障害と半月板損傷は、どちらも膝の内側の痛みや引っかかり感が出ることがあります。
そのため、症状だけで判断するのは難しいことがあります。
タナ障害でみられやすい特徴
・膝のお皿の内側に痛みがある
・膝蓋骨内側下部に圧痛がある
・膝を曲げ伸ばしするとクリック感がある
・階段やしゃがみ込みで痛む
・長時間歩行後に鈍痛が出る
・膝の内側に索状物のようなものを触れることがある
半月板損傷で注意したい特徴
・関節のすき間に痛みがある
・膝が引っかかって伸びない
・ロッキングがある
・腫れを伴う
・ひねった後から痛みが出た
・深くしゃがむと痛い
・スポーツ中の切り返しで痛めた
文献では、タナ障害ではMcMurrayテストが陽性になることもあり、内側半月板損傷などの病変を除外することが重要とされています。
つまり、タナ障害か半月板損傷かを自己判断するのは危険です。
引っかかり感やロッキングが強い場合、外傷後から痛みが続く場合、膝が腫れている場合は、整形外科での画像検査も検討しましょう。
タナ障害でやってはいけないこと
タナ障害が疑われる場合、良かれと思って行っていることが、かえって症状を長引かせることがあります。
注意したいのは以下です。
・痛みを我慢して運動を続ける
・引っかかり感があるのに深くしゃがみ込む
・階段や坂道を無理に繰り返す
・膝の内側を強く押し続ける
・クリック音を何度も鳴らして確認する
・痛みがあるのに強いスクワットをする
・湿布だけで様子を見続ける
・半月板損傷との違いを確認しない
・膝だけを見て、股関節や足部の使い方を見ない
特に、膝の曲げ伸ばしで毎回引っかかるような場合、その動作を繰り返すことで炎症が続くことがあります。
まずは痛みの出る動作を一時的に調整し、膝に負担がかかりにくい動きを取り戻すことが大切です。
自宅でできる対策
タナ障害が疑われる場合、まずは膝の内側に負担がかかる動作を減らしましょう。
1. 痛みが出る動作を一時的に減らす
階段、しゃがみ込み、深い屈伸、長時間歩行、ジャンプやダッシュなどで痛みが出る場合は、一時的に負荷を調整しましょう。
完全に動かさないのではなく、痛みが強くならない範囲で活動量を調整することが大切です。
2. クリック音を無理に鳴らさない
膝の中でポキッ、コリッと鳴ると気になって何度も動かしたくなることがあります。
しかし、痛みを伴うクリックを繰り返すと、タナ周囲の炎症が続くことがあります。
音が鳴るかどうかを何度も確認するのは避けましょう。
3. 太ももの前をやさしく伸ばす
タナ障害では、膝蓋大腿関節への負担を減らすために、大腿四頭筋の柔軟性を整えることが役立つ場合があります。
文献でも、保存療法として大腿直筋のストレッチや、大腿四頭筋の筋力強化が紹介されています。
ただし、痛みが強い時に無理に伸ばすのは避けてください。
4. 内側広筋を働かせる
膝蓋骨の動きを安定させるためには、大腿四頭筋の中でも内側広筋の働きが大切です。
文献では、保存療法として内側広筋の強化訓練も紹介されています。
ただし、自己流で強いトレーニングを行うと、かえって膝蓋大腿関節への負担が増えることがあります。
痛みのない範囲で、段階的に行いましょう。
5. 股関節と体幹も整える
タナ障害では、膝だけでなく、股関節や体幹の安定性も大切です。
股関節が不安定だと、階段や片脚動作で膝が内側に入り、膝蓋骨の動きが乱れやすくなります。
文献でも、保存療法として腸腰筋、中小殿筋、大殿筋の強化訓練が紹介されています。
膝の引っかかりを繰り返す場合は、膝だけでなく身体全体の動きを見直しましょう。
整形外科で検査した方がよいケース
以下のような症状がある場合は、整形外科での検査をおすすめします。
・膝がロックして伸びない
・膝が大きく腫れている
・外傷後から痛みが続いている
・膝の引っかかりが強い
・クリック音とともに痛みが強い
・歩行が困難
・夜間痛や安静時痛がある
・半月板損傷が疑われる
・軟骨損傷が疑われる
・膝蓋骨脱臼や亜脱臼の不安がある
・保存療法を続けても改善しない
・スポーツ復帰後に痛みを繰り返す
タナ障害は、半月板損傷や膝蓋大腿関節障害、脂肪体炎、軟骨障害などと症状が似ることがあります。
特に、膝がロックして伸びない、外傷後から痛みが続く、大きな腫れがある場合は、タナ障害だけでなく他の病態を確認する必要があります。
ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店でできること
ラッコ整骨院では、膝の内側の痛みや引っかかり感に対して、痛い場所だけを見るのではなく、なぜ膝の内側で摩擦や引っかかりが起きているのかを確認します。
当院では、以下のような点を評価します。
・痛みの場所
・いつから痛いか
・外傷やスポーツ歴
・膝の曲げ伸ばしでのクリック音
・引っかかり感の有無
・膝蓋骨内側の圧痛
・膝蓋骨の動き
・膝蓋大腿関節への負担
・膝の可動域
・大腿四頭筋の筋力バランス
・内側広筋の働き
・股関節周囲筋の筋力
・片脚立位での膝の安定性
・knee-in傾向
・歩行、階段、しゃがみ込み動作
・足部アライメント
・必要に応じたエコー評価
・整形外科受診が必要かどうか
文献でも、タナ障害は他疾患と複合する場合が多く、確定診断が難しく、術後も症状が持続する症例が少なくないため、手術適応は慎重に検討するとされています。
だからこそ、当院では「タナがあるから痛い」と決めつけず、半月板、膝蓋大腿関節、脂肪体、軟骨、股関節、足部、動作まで含めて評価します。
当院で行うサポート
ラッコ整骨院では、状態に合わせて以下のようなサポートを行います。
・膝周囲の負担を減らす手技療法
・膝蓋骨周囲の滑走性改善
・大腿四頭筋、股関節周囲筋の調整
・超音波治療
・電気療法
・ラジオ波
・膝蓋大腿関節への負担を減らす運動療法
・内側広筋の再教育
・股関節、体幹の安定性改善
・knee-in改善の運動療法
・階段、しゃがみ込み動作の改善
・スポーツ復帰に向けた負荷調整
・必要に応じた整形外科受診のご提案
タナ障害は、痛みだけを一時的に抑えても、膝の使い方や膝蓋骨の動き、股関節・足部の影響が残っていると再発することがあります。
ラッコ整骨院では、痛みの軽減だけでなく、引っかかりや違和感を繰り返しにくい膝づくりをサポートします。
まとめ
タナ障害は、膝の内側にある膝蓋内側滑膜ヒダが炎症や肥厚を起こし、膝の曲げ伸ばしの中で引っかかることで痛みや違和感を出す状態です。
膝のお皿の内側の痛み、クリック音、引っかかり感、階段やしゃがみ込みでの痛みがある場合、タナ障害が関係していることがあります。
ただし、タナは健常膝にも存在するため、タナがあるだけで痛みの原因と決めつけるのは危険です。
内側半月板損傷、膝蓋大腿関節障害、脂肪体炎、軟骨障害などとの鑑別も重要です。
宇都宮市で、
・膝の内側が痛い
・膝を曲げ伸ばしすると引っかかる
・膝がポキッ、コリッと鳴る
・階段やしゃがみ込みで膝が痛い
・タナ障害と言われた
・半月板損傷ではないか不安
・スポーツ中に膝の違和感を繰り返す
という方は、ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店へお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら
HOME
アクセス・料金
推薦の声
スタッフブログ
院長挨拶
施術メニュー
【頭・首・背中】
【肩・腕・肘】
【腰・臀部】
【股・膝・足】
- 踵の痛み・踵痛
- 種子骨障害・母趾球の痛み
- 足の甲の痛み・中足骨疲労骨折
- 足首の不安定感・慢性足関節不安定症
- 膝裏の痛み・ベーカー嚢腫
- 膝離断性骨軟骨炎
- 膝外側側副靭帯損傷・LCL損傷
- 後十字靭帯損傷・PCL損傷
- 膝前面痛
- 膝内側側副靭帯損傷・MCL損傷
- 前十字靭帯損傷・ACL損傷
- 半月板損傷
- 臼蓋形成不全
- 鼠径部痛・グロインペイン症候群
- 股関節唇損傷・FAI
- 変形性股関節症について
- 急性・慢性股関節炎
- 弾発股
- 変形性膝関節症について
- 膝に水が溜まるわけ?
- 子どもの膝の痛み
- 鵞足炎
- タナ障害
- 足関節捻挫
- 足底筋膜炎・足底腱膜炎
- 外反母趾
- 扁平足
- アキレス腱炎・アキレス腱症
- シンスプリント
- 踵骨骨端症・シーバー病
- 有痛性外脛骨
- モートン病
- 足根管症候群
- 肉離れ・筋損傷










