へバーデン結節・ブシャール結節
- 指の第1関節が腫れてきた。
- 指の第2関節が太くなってきた。
- 指を曲げ伸ばしすると痛い。
- 物をつまむ、瓶のふたを開ける、洗濯ばさみを使う動作がつらい。
- 指先に力が入りにくい。
- 指が曲がってきた気がする。
- リウマチではないかと不安になっている。
〖へバーデン結節・ブシャール結節とは?〗指の第1関節・第2関節に起こる変形性関節症|ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店
へバーデン結節とは、指の第1関節に痛み・腫れ・変形が出る状態です。
医学的には、DIP関節の変形性関節症として考えられます。
一方、ブシャール結節とは、指の第2関節に痛み・腫れ・変形が出る状態です。
こちらは、PIP関節の変形性関節症として考えられます。
簡単に言うと、
✅ 指先に近い第1関節の変形
→ へバーデン結節
✅ 指の真ん中にある第2関節の変形
→ ブシャール結節
という違いです。
症状としては、
✅ 指の関節が痛い
✅ 指の関節が腫れる
✅ 指の関節が太くなる
✅ 指が曲がってくる
✅ 指先に力が入りにくい
✅ 物をつまみにくい
✅ 関節の動きが悪くなる
✅ 水ぶくれのようなふくらみができることがある
などがみられます。
ここで大切なのは、
「指が曲がってきた=全部リウマチ」ではない
ということです。
へバーデン結節・ブシャール結節は、関節リウマチとは別の病態です。
ただし、指の腫れやこわばりがある場合には、関節リウマチや他の炎症性疾患との見極めが必要になることもあります。
特に、
🟥 朝のこわばりが長く続く
🟥 複数の関節が左右対称に腫れる
🟥 手首や足の関節も痛い
🟥 強い腫れや熱感がある
🟥 全身のだるさがある
このような場合は、自己判断せず整形外科やリウマチ科での確認をおすすめします。
へバーデン結節・ブシャール結節では、
変形を完全に元通りにすることよりも、痛みを抑え、日常生活で困る動作を減らすこと
が大切です。
〖へバーデン結節・ブシャール結節の原因と主な症状〗なぜ指が腫れる・痛む・曲がってくるのか|ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店
へバーデン結節・ブシャール結節の原因は、ひとつだけではありません。
加齢による関節軟骨の変化、手指の使いすぎ、家事や仕事での反復動作、体質、ホルモンバランスなどが関係すると考えられています。
① 指の関節に繰り返し負担がかかる
指の関節は小さいですが、日常生活ではかなり使われています。
たとえば、
✅ 洗濯ばさみをつまむ
✅ 包丁を使う
✅ ペットボトルを開ける
✅ 瓶のふたを開ける
✅ タオルを絞る
✅ スマホを操作する
✅ パソコンを使う
✅ ペンを持つ
✅ 裁縫をする
✅ 家事や仕事で指先をよく使う
このような動作が続くと、指の関節に負担がかかります。
特に、指先で強くつまむ動作や、細かい作業を長時間続ける動作は、関節にストレスがかかりやすいです。
② 中高年以降の女性に多くみられる
へバーデン結節・ブシャール結節は、中高年以降の女性に多くみられる傾向があります。
特に、更年期以降に指の痛みや変形を感じ始める方も少なくありません。
ただし、これは
「年齢のせいだから仕方ない」
という意味ではありません。
変形そのものを完全に戻すことは難しい場合がありますが、痛みが強い時期に負担を減らし、テーピングや使い方の工夫を行うことで、日常生活のつらさを軽くできることがあります。
③ 関節の炎症・骨棘・変形が痛みに関係する
へバーデン結節・ブシャール結節では、関節軟骨のすり減りや骨の変化によって、関節が腫れたり、骨のとげのような変化が出たりすることがあります。
その結果、
✅ 関節が太くなる
✅ 指が曲がる
✅ 関節がゴツゴツする
✅ 動かすと痛い
✅ つまむ力が弱くなる
✅ 関節の動きが悪くなる
といった症状が出ます。
また、へバーデン結節では、関節の近くにミューカスシストと呼ばれる水ぶくれのようなふくらみができることもあります。
ただし、痛みの強さと変形の程度は必ずしも一致しません。
変形があっても痛みが少ない方もいれば、見た目の変化が軽くても痛みが強い方もいます。
へバーデン結節・ブシャール結節で出やすい症状
へバーデン結節・ブシャール結節では、以下のような症状がみられます。
✅ 指の第1関節が痛い
✅ 指の第2関節が痛い
✅ 指の関節が腫れる
✅ 指の関節が太くなる
✅ 指が曲がってくる
✅ 指先に力が入りにくい
✅ 物をつまみにくい
✅ ペットボトルを開けにくい
✅ 洗濯ばさみがつらい
✅ スマホ操作で痛い
✅ 指の曲げ伸ばしがしづらい
✅ 水ぶくれのようなふくらみができる
特に注意したい症状は以下です。
🟥 朝のこわばりが長く続く
🟥 複数の関節が強く腫れている
🟥 手首や足の関節も痛い
🟥 関節に強い熱感がある
🟥 赤く腫れてズキズキする
🟥 急に指が強く変形してきた
🟥 しびれがある
🟥 物が持てないほど痛い
🟥 日常生活に大きな支障がある
このような場合は、へバーデン結節・ブシャール結節だけでなく、関節リウマチ、感染、痛風、骨折、神経障害なども含めて確認する必要があります。
〖へバーデン結節・ブシャール結節の保存療法と自宅での注意点〗手の使い方・テーピング・避けたい動作|ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店
へバーデン結節・ブシャール結節では、痛みが強い時期に関節への負担を減らすことが大切です。
変形そのものを完全に戻すことは難しい場合がありますが、痛みを軽くし、日常生活で困る動作を減らすことは目指せます。
保存療法としては、
✅ 安静
✅ テーピング
✅ サポーター
✅ 物理療法
✅ 手の使い方の見直し
✅ 痛みが落ち着いた時期の軽い運動
✅ 必要に応じた医師による薬・注射の検討
などがあります。
症状の程度に合わせた考え方
🟦 軽度
指を使うと少し痛いが、日常生活は大きく困らない
→ 指先に負担がかかる動作を減らし、使い方を見直す
🟨 中等度
つまむ・握る・家事・仕事で痛みがはっきり出る
→ テーピングやサポーターを使い、痛む関節を保護する
🟥 強い症状
変形が強い、痛みで物が持てない、腫れや熱感が強い
→ 整形外科・手外科で画像検査や専門的な治療を検討する
自宅で気をつけたいこと
✅ 痛みが強い指を無理に使い続けない
✅ 指先だけで強くつままない
✅ 瓶のふた開けは補助具を使う
✅ 洗濯ばさみや硬いクリップを使いすぎない
✅ スマホを指先だけで支え続けない
✅ ペンや包丁を強く握りすぎない
✅ 痛い関節にはテーピングを検討する
✅ 家事や仕事の合間に手を休ませる
へバーデン結節・ブシャール結節では、痛い時期に無理をしないことがとても大切です。
特に、
✅ 痛みを我慢して洗濯ばさみを使い続ける
✅ 硬い瓶のふたを無理に開ける
✅ 指先だけで重い物をつまむ
✅ 強く揉んで痛みを消そうとする
✅ 変形を気にして無理に伸ばす
このような行動は、痛みを悪化させることがあります。
避けたいこと
⚠️ 痛みを我慢して指を使い続ける
⚠️ 変形した指を無理にまっすぐ伸ばす
⚠️ 痛い関節を強く揉む
⚠️ 水ぶくれのようなふくらみを自分で潰す
⚠️ 変形を「年齢のせい」と決めつけて放置する
⚠️ リウマチとの違いを自己判断だけで済ませる
⚠️ 腫れや熱感が強い状態を放置する
ここはかなり大切です。
へバーデン結節・ブシャール結節は、痛いところを強く揉めば治る症状ではありません。
関節そのものに負担がかかっているため、無理に押したり、曲げ伸ばしを繰り返したりすると、痛みが強くなることがあります。
大切なのは、
🟦 痛みの出る動作を確認
🟩 指の関節への負担を減らす
🟨 テーピングやサポーターで保護する
🟧 手首・前腕・肩の使い方を整える
🟥 日常生活で再発しにくい使い方を作る
という流れです。
〖ラッコ整骨院での評価とサポート〗指だけでなく手首・前腕・肘・肩・日常動作まで確認します|ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店
ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店では、へバーデン結節・ブシャール結節が疑われる指の痛みに対して、指だけでなく、手首・前腕・肘・肩・姿勢・日常動作まで確認します。
指に痛みが出ていても、実際には手全体の使い方や前腕の緊張、家事・仕事での動作が関係していることがあります。
① 痛みの場所と関節を確認します
まずは、どの関節が痛いのかを確認します。
✅ 第1関節が痛いのか
✅ 第2関節が痛いのか
✅ 親指の付け根が痛いのか
✅ 複数の指が痛いのか
✅ 片手だけなのか
✅ 両手に出ているのか
✅ 腫れや熱感があるのか
✅ 朝のこわばりがあるのか
指の関節痛では、へバーデン結節・ブシャール結節だけでなく、関節リウマチや母指CM関節症なども考える必要があります。
② 指・手首・前腕の状態を確認します
当院では、指と手首、前腕の状態を確認します。
✅ 指の可動域
✅ 関節の腫れ
✅ 圧痛の場所
✅ 変形の程度
✅ つまむ力
✅ 握る力
✅ 手首の可動域
✅ 前腕筋の緊張
痛みが強い時期は、無理に動かしすぎず、関節への負担を減らすことを優先します。
③ 肘・肩・姿勢・使い方も確認します
指の関節への負担は、指だけで決まりません。
当院では、
✅ 手首の使い方
✅ 前腕の筋緊張
✅ 肘の使い方
✅ 肩甲骨の位置
✅ 巻き肩姿勢
✅ スマホ操作姿勢
✅ 仕事中の手の使い方
✅ 家事・育児動作
まで確認します。
指先だけで頑張って作業している方は、手首・前腕・肩をうまく使えるようにするだけでも、指への負担が減ることがあります。
④ 物理療法・手技・運動療法を組み合わせます
ラッコ整骨院では、状態に合わせて、物理療法・手技・運動療法を組み合わせます。
痛みが強い時期は、無理に強い刺激を入れず、関節への負担を減らすことを優先します。
状態に合わせて、
🟦 痛みの軽減
🟩 指関節への負担軽減
🟨 テーピング・サポーターの活用
🟧 手首・前腕・肩の使い方改善
🟥 家事・仕事・スマホ動作の修正
という流れでサポートします。
ただし、関節の変形が強い場合、腫れや熱感が強い場合、リウマチなどが疑われる場合は、整形外科・手外科・リウマチ科での確認をご提案します。
整形外科・手外科での検査をおすすめするケース
以下のような場合は、医療機関での確認をおすすめします。
🟥 朝のこわばりが長く続く
🟥 複数の関節が強く腫れている
🟥 関節に熱感や赤みがある
🟥 手首や足の関節も痛い
🟥 指の変形が急に進んでいる
🟥 物が持てないほど痛い
🟥 水ぶくれのようなふくらみがある
🟥 しびれがある
🟥 数週間たっても改善しない
🟥 リウマチが心配
へバーデン結節・ブシャール結節は、保存療法で痛みの軽減を目指せることがあります。
ただし、リウマチや他の関節疾患との見極めが必要な場合は、専門的な検査が大切です。
よくある質問
Q. へバーデン結節とブシャール結節は何が違いますか?
へバーデン結節は、指の第1関節に起こる変形性関節症です。
ブシャール結節は、指の第2関節に起こる変形性関節症です。
痛む関節の場所が違います。
Q. リウマチとは違いますか?
違う病態です。
ただし、指の腫れやこわばりがある場合は、関節リウマチとの見極めが必要になることがあります。朝のこわばりが長い、複数の関節が左右対称に腫れる、手首や足の関節も痛い場合は医療機関での確認をおすすめします。
Q. 変形は元に戻りますか?
変形そのものを完全に元通りにすることは難しい場合があります。
ただし、痛みを軽くしたり、日常生活での使いにくさを減らしたりすることは目指せます。
Q. テーピングはした方がいいですか?
痛みが強い時期や、家事・仕事で指を使う必要がある場合は、テーピングで関節を保護することが役立つことがあります。
ただし、巻き方が合わないと動かしにくさや違和感が出るため、状態に合わせて行うことが大切です。
Q. 整骨院では何ができますか?
痛みの場所、指の関節の動き、腫れ、手首・前腕・肘・肩の使い方、家事や仕事での動作を確認し、物理療法・手技・テーピング・セルフケア指導を行います。必要に応じて整形外科・手外科・リウマチ科での確認をご提案します。
まとめ
へバーデン結節・ブシャール結節は、指の関節に起こる変形性関節症です。
へバーデン結節は指の第1関節、ブシャール結節は指の第2関節に起こり、痛み・腫れ・変形・動かしにくさが出ることがあります。
大切なのは、
「年齢のせいだから仕方ない」
「リウマチかもしれないけど放置している」
「痛い関節を揉めばよくなる」
と決めつけないことです。
指の関節痛では、どの関節が痛いのか、腫れや熱感があるのか、朝のこわばりがあるのか、日常生活でどの動作に困っているのかを確認することが重要です。
ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店では、指だけでなく、手首・前腕・肘・肩・姿勢・日常動作まで確認し、痛みの軽減と再発予防をサポートします。
リウマチなど他の疾患が疑われる場合は、整形外科・手外科・リウマチ科での確認をご提案します。
指の関節の痛み、腫れ、変形、物をつまみにくい症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください😊
この記事の執筆者
執筆者:塩野圭吾
ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店 院長
柔道整復師/インソール療法スペシャリスト
最終更新日:2026年5月29日
引用文献
- 日本整形外科学会.「へバーデン結節」症状・病気をしらべる.
- 日本手外科学会.「へバーデン結節」手外科シリーズ.
- American Society for Surgery of the Hand. “Osteoarthritis.”
- Mayo Clinic. “Osteoarthritis – Symptoms and causes.”
- Cleveland Clinic. “Heberden’s Nodes.”
- UCSF Health. “Osteoarthritis of the Hand.”
- 日本臨床整形外科学会.「へバーデン結節」.
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