膝裏の痛み・ベーカー嚢腫
- 膝の裏が痛い
- 膝裏が腫れている感じがする
- 膝の裏にふくらみがある
- 膝を曲げると裏側がつっぱる
- 正座やしゃがみ込みで膝裏が苦しい
- 膝を伸ばすと裏側が張る
- 歩くと膝裏に違和感がある
- 階段で膝裏が痛い
- 膝に水が溜まることがある
- 変形性膝関節症と言われたことがある
- 半月板損傷と言われたことがある
- ベーカー嚢腫と言われたことがある
〖膝裏の痛み・ベーカー嚢腫とは?〗膝の裏の腫れ・つっぱり感が出る状態|ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店
膝裏の痛みとは、膝の後ろ側に痛み・張り・つっぱり感・腫れ感が出る状態です。🦴
膝裏には、筋肉や腱、血管、神経、関節包、滑液包などが集まっています。
そのため、膝裏の痛みといっても原因はひとつではありません。
代表的な原因のひとつに、ベーカー嚢腫があります。
ベーカー嚢腫とは、膝の裏に関節液がたまって袋状にふくらむ状態です。
症状としては、
✅ 膝裏のふくらみ
✅ 膝裏の張り
✅ 膝を曲げたときのつっぱり
✅ 膝を伸ばしたときの違和感
✅ 正座やしゃがみ込みのしづらさ
✅ 歩行時の膝裏の重だるさ
などがあります。
患者さんの中には、
「膝裏にしこりがある気がする」
「膝に水が溜まっていると言われた」
「膝裏が張って正座しにくい」
「ふくらはぎまで違和感がある」
という方も少なくありません。
ベーカー嚢腫は、膝裏だけの問題ではなく、膝関節内の炎症や関節液の増加と関係することがあります。
そのため、膝裏のふくらみだけを取ればよいというものではなく、半月板損傷、変形性膝関節症、関節水腫など、膝の中の状態も考える必要があります。
〖膝裏の痛み・ベーカー嚢腫の原因と主な症状〗なぜ膝裏が張る・曲げると苦しいのか?|ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店
膝裏の痛み・ベーカー嚢腫は、ひとつの原因だけで起こるわけではありません。
膝関節内の炎症、関節液の増加、半月板損傷、変形性膝関節症、膝裏の筋肉や腱の負担、歩行や足元の問題が関係することがあります。
① 関節液の増加とベーカー嚢腫 💧
膝関節の中で炎症が起こると、関節液が増えることがあります。
その関節液が膝裏側にたまると、ベーカー嚢腫として膝裏にふくらみや張りを感じることがあります。
特に、
✅ 膝に水が溜まりやすい
✅ 膝裏が腫れる
✅ 曲げると膝裏が苦しい
✅ 正座がしづらい
✅ 膝裏に圧迫感がある
という場合は、膝関節内の炎症も含めて確認することが大切です。
② 半月板損傷・変形性膝関節症との関係 🦴
ベーカー嚢腫は、半月板損傷や変形性膝関節症など、膝関節内の問題と一緒にみられることがあります。
半月板損傷では、膝の引っかかり感や曲げ伸ばしの違和感が出ることがあります。
変形性膝関節症では、膝の内側の痛み、関節の腫れ、歩行時痛、階段での痛みなどが出ることがあります。
膝裏だけが痛いように感じても、背景には膝関節内の炎症が隠れていることがあります。
③ ハムストリングス・腓腹筋の負担 ⚡
膝裏には、太もも裏のハムストリングスや、ふくらはぎの腓腹筋が関係します。
これらの筋肉や腱に負担がかかると、膝裏の張りや痛みにつながることがあります。
特に、
✅ 走ると膝裏が痛い
✅ 階段で膝裏がつっぱる
✅ 前屈で太もも裏から膝裏が張る
✅ ふくらはぎが硬い
✅ スポーツ後に膝裏が痛い
という場合、筋肉や腱の負担が関係していることがあります。
④ 膝の可動域制限・曲げ伸ばしの問題 🔎
膝に腫れや関節液の増加があると、膝を曲げ伸ばししにくくなることがあります。
特に、膝裏に圧迫感があると、深く曲げる動作でつっぱりや痛みを感じやすくなります。
✅ 正座ができない
✅ しゃがみ込みがつらい
✅ 膝を伸ばすと裏が張る
✅ 曲げると膝裏が苦しい
✅ 膝の曲げ伸ばしに左右差がある
このような場合は、膝裏だけでなく膝関節全体を確認する必要があります。
⑤ 血栓・神経症状との鑑別が必要なこともあります ⚠️
膝裏やふくらはぎの痛みでは、まれに血栓などの病気と区別が必要になることがあります。
特に、
⚠️ ふくらはぎが急に腫れた
⚠️ 赤みや熱感がある
⚠️ 強い痛みがある
⚠️ 歩くとふくらはぎが強く痛い
⚠️ 息苦しさがある
⚠️ 膝裏からふくらはぎに急に痛みが広がった
このような場合は、整骨院ではなく医療機関での確認が優先です。
ベーカー嚢腫が破裂した場合も、ふくらはぎに痛みや腫れが出ることがあり、血栓症と似た症状になることがあります。
〖膝裏の痛み・ベーカー嚢腫の保存療法と日常生活での注意点〗膝裏だけでなく膝関節内の状態を考えることが大切です|ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店
膝裏の痛み・ベーカー嚢腫では、まず原因を整理することが大切です。
ベーカー嚢腫そのものが痛みの原因になっている場合もありますが、背景に半月板損傷、変形性膝関節症、関節水腫などが隠れていることがあります。
保存療法では、次のような対応が考えられます。
✅ 膝の腫れや水腫の状態を確認する
✅ 膝裏への圧迫を減らす
✅ 膝関節の曲げ伸ばしを整える
✅ 半月板症状や変形性膝関節症の有無を確認する
✅ 太もも・ふくらはぎの筋緊張を整える
✅ 股関節・足首・足元の動きを確認する
✅ 歩行や階段動作を見直す
日常生活では、以下のような点に注意が必要です。
⚠️ 膝裏のふくらみを強く押す
⚠️ 膝裏を無理に揉み続ける
⚠️ 腫れがあるのに運動を続ける
⚠️ 正座や深いしゃがみ込みを無理に行う
⚠️ 膝に水が溜まっているのに放置する
⚠️ ふくらはぎの急な腫れを様子見する
⚠️ 痛み止めだけで無理を続ける
膝裏の痛みでは、膝裏だけに注目しすぎないことが大切です。
📌 膝の腫れがあるか確認する
📌 曲げ伸ばしの左右差を確認する
📌 正座やしゃがみ込みは痛みのない範囲で行う
📌 膝裏を強く押しすぎない
📌 ふくらはぎの急な腫れや赤みは医療機関へ
📌 半月板や変形性膝関節症の有無も確認する
このように、膝裏の症状の背景にある膝関節内の問題まで確認することが大切です。
〖ラッコ整骨院での評価とサポート〗膝裏だけでなく半月板・関節水腫・歩行・足元まで確認します|ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店
ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店では、膝裏の痛み・ベーカー嚢腫に対して、膝裏だけを見て終わりにはしません。
膝裏の張りや腫れの背景には、膝関節内の炎症、半月板損傷、変形性膝関節症、歩行や足元の問題が関係することがあります。
① 膝裏の痛みと腫れを確認します 🔎
まずは、膝裏の状態を確認します。
✅ 膝裏のふくらみ
✅ 膝裏の圧迫感
✅ 曲げたときのつっぱり
✅ 伸ばしたときの張り
✅ ふくらはぎへの広がり
✅ 赤みや熱感
✅ 左右差
急なふくらはぎの腫れや強い痛みがある場合は、医療機関での確認を優先します。
② 膝関節内の状態を確認します 🦴
膝裏の痛みでは、膝関節内の状態も重要です。
当院では、
✅ 膝の腫れ
✅ 膝に水が溜まっていないか
✅ 曲げ伸ばしの制限
✅ 半月板症状
✅ 引っかかり感
✅ 変形性膝関節症の可能性
✅ 階段や歩行での痛み
を確認します。
③ ハムストリングス・腓腹筋を評価します ⚡
膝裏には、太もも裏やふくらはぎの筋肉が関係します。
当院では、
✅ ハムストリングスの緊張
✅ 腓腹筋の緊張
✅ 膝裏の圧痛
✅ 足首の可動域
✅ 前屈時の張り
✅ スポーツ動作での痛み
を確認します。
④ 股関節・足首・足元・歩行を確認します 👣
膝への負担は、股関節や足元の影響を受けます。
当院では、
✅ 股関節の可動域
✅ お尻の筋力
✅ 足首の可動域
✅ 足部の回内・回外
✅ 膝の向き
✅ 歩行
✅ 階段動作
✅ 靴やインソールの状態
まで確認します。
⑤ 物理療法・手技療法・運動療法を組み合わせます 📌
症状に合わせて、物理療法・手技療法・運動療法を組み合わせます。
状態に応じて、
✅ 電気刺激
✅ 温熱
✅ 手技療法
✅ 膝の可動域改善
✅ 太もも・ふくらはぎの緊張緩和
✅ 股関節まわりの運動
✅ 歩行指導
✅ 必要に応じた足元のサポート
などを組み合わせます。
ただし、ベーカー嚢腫そのものを整骨院で抜いたり、消したりすることはできません。
当院では、膝裏に負担がかかる背景を確認し、膝関節全体に負担が集中しにくい身体づくりをサポートします。
整形外科・医療機関での検査をおすすめするケース ⚠️
以下のような場合は、整形外科や内科など医療機関での検査をおすすめします。
⚠️ 膝裏に大きな腫れがある
⚠️ 膝に水が溜まるのを繰り返す
⚠️ 膝がロックする、引っかかる
⚠️ 正座やしゃがみ込みができない
⚠️ ふくらはぎが急に腫れた
⚠️ ふくらはぎに赤みや熱感がある
⚠️ 強い痛みが急に出た
⚠️ 息苦しさを伴う
⚠️ 歩くとふくらはぎが強く痛い
⚠️ 膝裏のふくらみが急に大きくなった
⚠️ 半月板損傷や変形性膝関節症を指摘されている
⚠️ ベーカー嚢腫と言われたが原因を確認していない
膝裏の痛みでは、ベーカー嚢腫だけでなく、血栓、半月板損傷、変形性膝関節症、関節水腫などを確認する必要があります。
特に、ふくらはぎの急な腫れや赤み、息苦しさがある場合は、早めに医療機関で確認してください。
よくある質問
Q. ベーカー嚢腫は整骨院で治りますか?
整骨院でベーカー嚢腫を画像で診断したり、嚢腫を抜いたりすることはできません。
当院では、膝裏の痛みの背景にある膝関節内の炎症、半月板症状、変形性膝関節症、歩行や足元の問題を確認し、保存的なサポートを行います。
Q. 膝裏のふくらみはベーカー嚢腫ですか?
可能性はありますが、膝裏のふくらみには他の原因もあります。
自己判断せず、腫れが大きい場合や痛みが強い場合は、整形外科で確認することをおすすめします。
Q. 膝裏が痛いときに揉んでもいいですか?
強く揉むのはおすすめできません。
ベーカー嚢腫や血管・神経の問題が関係する場合もあるため、膝裏を強く押し続けるのではなく、原因を確認することが大切です。
Q. ベーカー嚢腫は膝の水と関係ありますか?
関係することがあります。
膝関節内で炎症が起こり関節液が増えると、膝裏に嚢腫としてふくらみが出ることがあります。背景に半月板損傷や変形性膝関節症がある場合もあります。
Q. ふくらはぎまで痛い場合は大丈夫ですか?
注意が必要です。
ベーカー嚢腫が破裂した場合や、血栓など別の病気でもふくらはぎに痛みや腫れが出ることがあります。急な腫れ、赤み、熱感、息苦しさがある場合は医療機関で確認してください。
まとめ
膝裏の痛み・ベーカー嚢腫は、膝の裏の張り、腫れ、つっぱり感、曲げ伸ばしのしづらさとして現れることがあります。
大切なのは、
「膝裏が張っているだけだろう」
「揉めば良くなるだろう」
「水が溜まっているだけだから放っておこう」
と自己判断しないことです。
ベーカー嚢腫は、半月板損傷、変形性膝関節症、関節水腫など、膝関節内の問題と関連することがあります。
また、ふくらはぎの急な腫れや赤み、強い痛み、息苦しさがある場合は、血栓などの病気と区別が必要です。
ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店では、膝裏だけでなく、膝関節内の状態、半月板、関節水腫、股関節、足首、足元、歩行まで確認し、膝裏に負担がかかりにくい身体づくりをサポートします。
膝裏の痛み、膝裏の腫れ、ベーカー嚢腫でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
この記事の執筆者
執筆者:塩野圭吾
ラッコ整骨院 宇都宮鶴田店 院長
柔道整復師/インソール療法スペシャリスト
最終更新日:2026年6月1日
引用文献
- Mayo Clinic. “Baker cyst – Symptoms and causes.” 2026.
- Mayo Clinic. “Baker cyst – Diagnosis and treatment.” 2026.
- American Academy of Orthopaedic Surgeons. “Baker’s Cyst(Popliteal Cyst).” OrthoInfo.
- Frush TJ, Noyes FR. “Baker’s Cyst: Diagnostic and Surgical Considerations.” Sports Health. 2015;7(4):359-365.
- 日本整形外科学会.「半月(板)損傷」症状・病気をしらべる.
- 日本整形外科学会.「変形性膝関節症」症状・病気をしらべる.
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施術の説明を行った後、施術を行います。身体の構造を理解したソフトな手技で、強い力は使いません。
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